「オンライン会議中、自分の話し声が周りに筒抜けになっていないか気になる……」
「集中して企画書を仕上げたいのに、周囲の雑談やタイピング音でつい気が散ってしまう」
オフィスの自席で仕事をしていると、「ちょっと集中しづらいな」「周りの目が気になるな……」と感じる瞬間はありませんか? そんな時、周囲の音や視線をシャットアウトできる個室ブースが社内にあると、助かりますよね。株式会社アサヒ商会(場note運営会社)のオフィスには、2種類のワークブースが設置されています。1つは、電話ボックスのように四方を囲んだ「個室ブース」。そしてもう1つは、執務室の一角をパーテーションで区切って作った「パーテーションブース」です。
そこで今回は、この2つのスペースを実際に使い比べてみて分かった、それぞれのリアルな「メリット・デメリット」をお伝えします。ブースの設備や広さは製品・環境によって異なりますが、「自社にも集中スペースを作りたい」とお考えの総務担当者や経営者の方にとって、オフィス改善のヒントになれば幸いです。
1. 個室ブース

メリット
高い遮音性と遮蔽性
中に入ってドアを閉めれば、外の音はほとんど聞こえなくなります。また人目も気にならないため、より業務に集中できます。
オンライン商談や架電ができる
声が外に漏れないため、オンライン商談や架電を気にせず行えます。
イヤホンで音楽を聞きながら作業できる
たまには音楽を聴いて気分転換しながら仕事したいときもありますよね。執務室では周囲の目や話しかけられることを気にしがちですが、ワークブースなら安心です。自分のペースでリラックスして作業を進められます。
デメリット
タスクチェアのため長時間の利用は疲れを感じやすい
アサヒ商会本社の場合、ワークブースの広さでは一般的なオフィスチェアは入らないため、タスクチェアを使用しています。そのため1時間以上の作業は腰やお尻に疲労がたまります。
夏場は少し熱がこもりやすい
密閉空間ゆえに、夏になると中に熱がこもって「ちょっと暑いな」と感じることがあります。(小型の扇風機などがあれば、少しはマシになると思いますが…。)
2. パーテーションブース

メリット
適度な遮音性と遮蔽性
周りの視線や雑音をかなり遮ってくれるので、集中して業務に取り組めます。
ちょっとした相談がしやすい
執務室内なので、社内の人に相談したいときにすぐに声をかけられます。
空調が効いている
執務室全体の空調がそのまま届くため、適温で過ごせます。
PCモニターが使用可能
アサヒ商会の場合はパーテーションブースのスペースが広いので、PCモニターを配置しています。個室ブースはPCモニターを配置するスペースがないため、大きな違いといえます。
デメリット
音と目線を完全には遮断できない
完全には仕切られていないため、多少周囲の会話は聞こえますし、こちらの音も漏れます。そのためオンライン会議や架電には不向きです。また横を通る人の気配などはなんとなく伝わってくるため、個室に比べたら少し気が散るかもしれません。
結論:タスクの内容に合わせて「使い分ける」のが正解
今回、2つの異なるワークブースを使い比べてみてハッキリと分かったのは、「どちらか一方が優れている」というわけではないということです。大事なのは、「その時自分が抱えているタスクの内容に合わせて、働く場所を意図的に選ぶこと」でした。
具体的には、以下のように使い分けるのが最もストレスがなく、業務効率が上がると実感しました。
【個室ブースがおすすめなシーン】
周囲の音を完全にシャットアウトして、深く集中したい時
オンライン商談や、架電営業
気分転換で音楽を聞きながら作業をしたい時
【パーテーションブースがおすすめなシーン】
モニターを使って作業をする時
適度な環境音がある方が集中できる時
一人で集中しつつも、すぐにチームメンバーと声を掛け合う必要がある時
ワークブースをオフィスに導入する際、どちらか一方を設置するだけでも、社員の集中力向上には十分な効果を発揮します。しかし、もし可能であればタイプの違う個人ブースを用意しておくことで、社員一人ひとりがタスクに最適な環境を自ら選択できるようになります。働く場所の選択肢が増えることは、結果的に会社全体のパフォーマンス向上や、社員のストレス軽減に直結すると実感できました。